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副作用について

   薬には目的とする作用と出てほしくない作用とがあります。目的とする作用以外を副作用と言います。
薬の副作用は、誰でも心配なものです。薬局では副作用を早く発見し、早期に対処できるように副作用について積極的にお話しするようにしています。
 
 副作用の中には身体にとって非常に不都合なものもありますが、使い方で防止できるもの、何もせずに見ていれば自然に消失するものなど程度はいろいろです。
 軽いものを含めれば、どの薬にも多少の副作用はあります。副作用を恐れるだけでなく、どういう点に気をつければうまく薬と付き合えるかをご紹介します。
 
 ここでは大事なものだけ(すぐに医療機関に連絡をした方が良い症状)を取り上げます。このような症状は何千~何万人に一人と、まれにしか起こりません。詳しくお聞きになりたいことがあれば医師、薬剤師におたずね下さい。

<副作用症状の例>

①アレルギー症状

特徴 薬を服用してすぐに症状が現れることが多い。ただし、服用期間が長くても起こる可能性はあります。
症状 気分が悪い、顔色が青くなる、息苦しい、皮膚にぶつぶつができる。

② 血球が少なくなるなど(血液)

注意症状 かぜの様な症状(のどが痛い、リンパ腺がはれる、熱が出る)。歯茎から血が出る。皮膚に打ち身ができやすい。鼻血が出やすい。貧血。

③ 肝臓が悪くなると

注意症状 疲れやすい、爪、白目が黄色になる。おしっこが茶褐色になる。

④ 腎臓が悪くなると

注意症状 むくむ。おしっこが出にくい。

⑤ 心臓の働きが抑えられると

注意症状 脈が遅くなる、どきどき動悸がする。気分が悪くなる。脈がとぶ。息切れ。胸が痛い。

⑥ 肺の機能が悪くなると

注意症状 息切れ、息苦しい、息がしにくい。

⑦ 胃・腸に潰瘍ができると

注意症状 便が黒くなる、便に血が混じるなど

⑧ 低血糖症状

注意症状 ふるえ、発汗、いらいら等

⑨ その他

注意症状 体が動きにくい、手足に力が入らない、筋肉痛