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株式会社 東京医療問題研究所
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TEL.03-3389-6911
FAX.03-3389-5696
保険調剤、在宅訪問、一般薬品・衛生材料・介護用品等の販売
 

バイアグラ

   
東京医療問題研究所 2001年1月作成
 

生活改善薬  バイアグラ

生活改善薬  バイアグラ
 
   バイアグラは週刊誌などで、誤った情報が流されている場合があり、興味本位での、不正入手・不適当な使用による死亡などの重大な事故が発生しています。
 
 バイアグラは、EDで悩む人がより充実した生活を営むために使用されるものです。より適切な使用の参考になればと思い紹介します。
 
① ED(Erectile Dysfunction)とは勃起障害を意味します。40歳以上の男性のほぼ半数に見られる問題です。
   以前は「インポテンス」と呼ばれていましたが、病名としては正確でない事や、暗いイメージがあり、今はEDと表現されるようになりました。
EDは加齢以外にも、高血圧・糖尿病・高脂血症・心臓病などが原因になっても起きます。
EDはありふれた、男性になら誰にでも起こりうる問題です。
② バイアグラは、催淫剤や精力増強剤ではありません。
   バイアグラは勃起状態を持続させる薬です。射精などによる性的興奮が終了すると勃起状態は終了します。
   性行為の時間を延長させる働きや性的興奮そのものを高める効果はありません。また、性的興奮がなければバイアグラを服用しても勃起は起きません。
③ バイアグラと狭心症治療薬との併用は危険です。
   ここでは詳しい説明は避けますが、バイアグラは血管を拡張させることにより勃起を持続させます。
比較的つよくペニス部の血管に作用しますが、多少なりとも全身に作用します。
 
 このバイアグラの作用は、狭心症治療の場で多く使われる硝酸剤・NO供与剤(下表参照)と非常に似ています。併用で急激な血圧低下を起こす場合があります。バイアグラ単独でも軽度の血圧低下が見られます。
   
治療でよく使われる硝酸剤・NO供与剤の一部
アイトロール、サワドール(テープ)、ニトログリセリン、ニトロダームTTS、ニトロペン、ニトロール(テープ・スプレー)、フランドル(テープS)、ミオコールスプレーなど
   
④ バイアグラでは、死亡を含む重篤な副作用が報告されています。
きちんと医師の指示のもとに使用する事が大切です。
 バイアグラは世界59ヶ国で発売されています。米国では、450万人以上の人が服用しています。
 発売後7ヶ月で126名の死亡報告がされました。現在まで数としては不明確ですが、バイアグラ服用後の死亡例はかなりの数にのぼると思われます。
 
 多くは、バイアグラとの因果関係が不明ですが“興味本位での使用”“使用が適切でない人の使用”“併用してはいけない薬を服薬している人の使用”などです。
 
 きちんと医師の診断と指示のもとで使われれば、重大な副作用事故の発生をかなり防げるはずです。
 

バイアグラを安全に効果的に使うために

バイアグラを安全に効果的に使うために
 

その壱

その壱
 
   EDで悩んでいる場合は、主治医と相談してください。適当な病院がない場合はファイザー製薬で電話やインターネットによる情報提供が行われています。
 
 バイアグラは安全に使用できる身体的状況にあるか、併用薬との相互作用など検討する必要があります。自己判断での使用は、重大な副作用事故を起こす可能性が高くなりますので、必ず医師の指示を受ける事が大切です。
 

バイアグラの使用が適さない人

バイアグラの使用が適さない人
 
◆勃起状態にならない人
バイアグラは勃起状態を維持する薬で、勃起状態にならない人には効果は期待できません。
 
 
◆重症な心疾患を有する人
   →性行為による心臓への負担は日常的行動と比べても大きくないと言われていますが、発作の引き金になる場合があります。バイアグラによる血圧低下も心臓への負担となります。検査などで、性行為の安全性を確認できる場合もありますので医師と相談してください。
 
 
◆硝酸剤・NO供与剤を服薬している人
   バイアグラによる重大な副作用発生の多くは、硝酸製剤を併用した事によるものと思われます。併用で急激な血圧降下が起こり、意識消失や心筋梗塞を招く場合があります。硝酸剤服用者にバイアグラを使用することは出来ません。しかし、病状によっては硝酸剤を変更・休薬する事も可能な場合がありますので医師と相談する事が必要です。
 
 ほかにも、“低血圧の人(上の血圧が90以下)”“治療を受けていない高血圧の人(上の血圧が170以上または下の血圧が100以上)”“最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を起こした人”などでもバイアグラの使用は不適当とされています。その様なケースにバイアグラの投与経験が少なく安全性が不明確という理由ですので、一定期間の観察と治療で使用が可能となる可能性もあります。
 

バイアグラの使用に、慎重な検討を要する人

バイアグラの使用に、慎重な検討を要する人
 
◆65歳以上の高齢者、肝疾患・腎疾患を有する人
   バイアグラは肝臓や腎臓から体外へ排泄されます。肝・腎障害では排泄が遅れバイアグラの効果が強く出たり、長くなったりします。高齢者でも同様な事が起こります。この様なケースでは、薬の使用量の調節が必要です。
 
 
◆持続勃起症の要因となる疾患のある人
   鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病などでは、バイアグラの使用で持続的勃起が起きる可能性があります。4時間以上の持続勃起で陰茎部の組織的障害が起きます。極めて稀なケースですが、その場合の対応を医師と相談する必要があります。
 
 
◆出血性疾患・消化性潰瘍のある人
   出血は血管の一部が破れる事によって起きます。血小板は、血管の破れた部分に集まり、固まって破れた穴をふさぎます。バイアグラは、この血小板の働きを抑えてしまう可能性があります。病状によってバイアグラ使用の可否を検討する必要があります。
 
 
◆バイアグラの作用を強くする可能性のある薬剤を服用している人
   薬の中には、バイアグラの作用を増強する可能性のあるものがあります。その様な薬を服用している場合は、薬を変更するか、バイアグラの量を調節する必要があります。
   
バイアグラの作用を強くする可能性のある薬剤(一部)
胃炎や胃潰瘍などで使われる薬  カイロック・タガメットなど
邪や気管支の病気などで使われる薬 エリスロマイシンなど
真菌症などで使われる薬 イトリゾールなど
 
**バイアグラの販売会社(ファイザー製薬)の情報提供サービス***
EDに対する疑問や病院紹介を電話やインターネットで情報提供しています。

インターネットによるサービス
EDホームページ  http://www.ed-info.net
 

その弐

その弐
 
   バイアグラ使用の際は、セックスパートナーにも知らせて下さい。
 出来れば、セックスパートナーと一緒の医療機関への受診をお勧めします。
 
 バイアグラの重大な副作用は、服用後4~5時間後に起きる可能性が高いようです。性行為後に、胸痛や意識消失発作などを起こし救急に搬入され、医師がバイアグラの使用を知らず併用できないニトログリセリンなどの薬を使い死亡に至ったケースがあります。いざと言うときに、パートナーの対応が重要になります。副作用時の対応を本人とパートナーとが熟知する事が安全にバイアグラを使う大切な要素となります。
 

その参

その参
 
   バイアグラの使用は、現時点では自費診療となります。
 安易な不正入手による使用は危険性を伴います。また、譲り渡し等は法に触れる場合もあり絶対にしてはいけない行為です。
 
◆日本では、バイアグラ処方は保険適応が認められず全額自己負担となっています。診療では、一般的に問診・血液検査・心電図などを行います。病状などにより必要な検査が異なるため、一概には言えません。
 
◆ 保険診療が認められない事も原因の一つですが、インターネット・ダイレクトメールなどで医師の診察無しに医薬品であるバイアグラを入手し、不適当な使用による副作用事故が後を立ちません。知人にバイアグラを譲り、その知人が使用して死亡した例があります。たとえ善意からでも、傷害罪など法に触れる可能性があります。
 
最後にバイアグラを使用する必要性を十分に検討してください。

 性行為は、より充実した生活を営む上で大切な要素の一つと考えられるようになりました。
 EDによる自信喪失で生活全般に影響を及ぼすケースがあり、それが原因となりパートナーとの関係がギクシャクする場合もあります。

 EDは多くの場合、身体的な状況に関連している事がわかりました。 バイアグラはEDに対して効果が期待できる半面、深刻な副作用があります。
 きちんと、医師の指示のもとで使用すれば重大な副作用は回避できますが、危険性はゼロではありません。リスクも含めて、バイアグラの使用が生活向上に結びつくかパートナーと話し合うことが大切です。
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