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インフルエンザ

   
東京医療問題研究所 2001年12月作成
 

インフルエンザと風邪 「風邪」って何?

インフルエンザと風邪 「風邪」って何?
 
   実はもともと「風邪」という病気自体がありません。しかし、「かぜ症候群」とされる一群の病気はあります。「かぜ症候群」の中には、私たちが普段「風邪」とよんでいる普通感冒や咽頭炎、インフルエンザ、気管支炎、肺炎などがあります。今回はこの中から「普通感冒(普通の風邪)」と「インフルエンザ」について、お話したいと思います。
 

1.インフルエンザと普通の風邪の違い

1.インフルエンザと普通の風邪の違い
 
   普通の風邪は、ライノウイルスやコロナウイルス等の感染によって起き、鼻水・くしゃみ・のどの痛み・咳などが主症状です。それに比べて、インフルエンザは38℃以上の発熱・全身の痛み・倦怠感など全身症状が強く、合わせて喉の痛みや鼻水などの症状も見られます。
 
インフルエンザと普通の風邪の比較
   
インフルエンザ 普通の風邪
初発症状悪寒、頭痛鼻咽頭の乾燥感及びくしゃみ
発症急激緩徐
症状発熱突然の高熱〔38℃以上〕ないか、あっても微熱(こじらせると高熱が出る場合があります)
悪寒強い軽い
全身の痛み
〔腰痛・関節痛・筋肉痛等〕
強いなし
倦怠感高度ほとんどない
鼻や喉の症状全身症状に後続先行する。顕著
咽頭充血、時に扁桃腫脹やや充血
結膜充血あるない
合併症文章気管支炎、肺炎、脳炎、脳症等まれ
病原文章インフルエンザウイルスライノウイルス、コロナウイルス等
発生状況文章流行性(12月~3月)散発
   
※こわい合併症
   高齢者・小児、呼吸器系や循環器系の疾患・糖尿病・腎不全・免疫不全症などを患っている人は、インフルエンザにかかると合併症を併発する場合があります。特に肺炎は、高齢者での合併率が25%と高率です。それは、加齢により、咳が出にくくなったり、痰の排出が困難になったりして、気管・気管支まで病変が到達しやすいからだと考えられます。
 
 一方小児では、インフルエンザに伴う脳炎・脳症が近年増加しています。脳炎・脳症になると、高熱・けいれんと共に、意識がはっきりしないなどの意識障害が起きます。
 
 合併症の状況によっては入院を要したり、後遺症が出たり、死亡する例もあり、注意を要します。
 

2.予防

2.予防
 
一般的な予防法
   かぜでもインフルエンザでも、体調を整えて抵抗力をつけ、ウイルスに接触しないことが大切です。
 
①適度な温度、湿度を保つ
   ウイルスは低温・低い湿度を好みます。加湿器などで適度な湿度(50~70%)を保ちましょう。
②部屋の換気をする
   室内に病原体を含んだ空気がよどまないよう、時々窓を開けてきれいな空気を入れましょう。
③人ごみを避ける
 
④手洗いとうがいを励行する
   手洗いは接触による感染を、うがいはのどの乾燥を防ぎます。
⑤栄養と休養を十分にとり、規則正しい生活を送る
   体力をつけ、抵抗力を高めることで、感染しにくくなります。
⑥厚着をしすぎない
   厚着をしすぎて汗をかくと、逆に体が冷えて、かぜをひきやすくなります。汗をかいたら必ず拭くようにしましょう。
 
 
予防接種
   インフルエンザの最も有効な予防法は、流行前に予防接種を受けることです。
 
 インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでに、1~4週間かかります。インフルエンザの流行は12月~3月ですから、11月~12月中旬までに接種を終えておくとよいでしょう。
 
 また、卵アレルギーの人、予防接種でショックなどを起こしたことがある人、発熱や急性疾患にかかっている場合など、接種できないことがあります。接種の際には、既往歴、アレルギー歴、現在の体調、服用している薬などを医師に十分伝えて下さい。
 

3.治療

3.治療
 
   かぜには特効薬がないので、治療は一般療法や対症療法が中心になります。インフルエンザには、発症から2日以内であれば、ウイルスの活動を抑えることができる薬がありますが、やはり一般療法や対症療法が中心になります。
 
 
一般療法
 ①栄養をとり、安静にする
   自然治癒力を高めるために、たんぱく質や、ビタミンB・Cを多く含んだ果物や緑黄色野菜を十分とりましょう。
②水分を十分にとる
   汗で水分が失われたり、食欲不振で水分摂取量が減ると、脱水症に陥りやすくなります。飲むものは、番茶、ほうじ茶、湯冷ましなどでかまいません。イオン飲料(スポーツドリンク)なら、発汗で失われた電解質も同時に補給でき、体液の組成に近いため、吸収もよく、体への負担も少なくてすみます。
 
 
対症療法
   症状による苦痛がひどい場合や安静が保てない場合に、それに応じた薬を使用します。
   
総合感冒薬 広い範囲の症状に効くように、解熱鎮痛剤、鎮咳(去痰)薬、鼻炎薬などが配合されています。
鎮咳(去痰)薬 痰を排出しやすくして、その結果咳を鎮めるものと、咳の神経に作用して鎮めるものがあります。
鼻炎薬 アレルギー症状が起こる原因となる化学物質の働きを抑えて、炎症を和らげ、鼻水やくしゃみを止めます。
消炎酵素剤 炎症による腫れをとり、痰などを排出しやすくします。
解熱鎮痛剤熱を上げたり、痛みを感じやすくさせる物質の合成を抑えます。
   
<熱がある時>
   発熱は一種の防衛反応ですので、安易に解熱剤を使用するのは考えものです。悪寒がする時は体を温め、高体温で寒気がない時は、氷枕やひょうのう氷嚢で頭や腋を冷やすのがいいでしょう。但し、発熱によって体や精神への負担が大きすぎる時や長い間高熱が続く時に、アセトアミノフェンなどの解熱剤を使用することがあります。
 
★注 意★
 
 インフルエンザには、使わない方がよい解熱剤もありますので、必ず医師の診察を受け、処方された薬を使用するようにしましょう。手元にある薬を使用したい場合は、必ず事前に医師・薬剤師に相談するようにしましょう。
 
 
参考資料
 
  • 薬局Vol.50,No.1(1999)
  • きょうの健康2000.11
  • からだの科学2000.1
  • DIニュース108号
  • 厚生労働省HP、国立感染症研究所・感染症情報センターHP
  • ASAHIネットHP
  • インフルエンザ情報サービスHP
  • 薬のメモHP
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