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株式会社 東京医療問題研究所
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糖尿病

   
東京医療問題研究所 2002年3月作成
 

糖尿病はどうして発病するか?

糖尿病はどうして発病するか?
 
   糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリン(血糖を下げる作用を持つ)という“ホルモン”の働きが不足して、血液中のブドウ糖の量(血糖値)がふつうより多くなっている状態をいいます。
 
 糖尿病の患者さんは、膵臓でのインスリンの作られ方が不足していたり、あるいはインスリンの働きが悪かったりしています。多くの場合、遺伝(体質)との関係が密接だといわれています。また食べ過ぎや運動不足による太りすぎ(肥満)、現代社会ならではのストレスが重なってインスリンの働きを悪くします。
 
 それが、糖尿病の発病の誘因ともなり、また、糖尿病を悪化させる原因にもなっています。
 

自覚症状

自覚症状
 
   尿や血液の検査をして発見される場合が多く、はじめのうちはほとんど自覚症状がありません。自覚症状が出でくる頃には糖尿病がかなり進行してしまっているのが普通です。
ここで糖尿病にみられる症状をいくつかあげてみましょう。
 
 口渇・多飲(激しく喉が渇き何度も水を飲むこと)、多尿(尿の回数が増える)、空腹(食べても食べても満足できない)、疲れ易い、急にやせる、また性欲の衰えや月経の異常、視力障害(物がよく見えない)、指先のしびれ、頑固な神経痛なども見逃せない症状です。
 
 皮膚の症状としては、できものができやすく、ちょっとした傷も化膿する傾向にあります。このような症状がみられた時には、医師に相談することが大切です。
 

検査

検査
 
   糖尿病の検査には、空腹時血糖値(正常範囲70~110mg/ml)、過去1~2ヶ月間の血糖の状態がわかるヘモグロビンA1c(正常範囲4.3~5.8%)、尿糖などがあります。
 

合併症

合併症
 
   糖尿病は、治療を怠りますといろいろな合併症がおこってきます。
 主な合併症には、次のようなものがあります。
   
   心臓や脳の血管の動脈硬化が進むと「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの病気の原因になります。また、特に足先では、動脈硬化のために血管が詰まって、そこから先の組織に酸素や栄養が届かなくなって組織が破壊される「壊疽(えそ)」を起こしやすく、最悪の場合は足を切断しなくてはならないこともあります。正しい治療をおこなわない場合には、その程度も強く、進みぐあいも速いといわれています。
 

糖尿病の主な2つのタイプ

糖尿病の主な2つのタイプ
 
糖尿病には2つのタイプ、1型糖尿病と2型糖尿病があります。
   
1型糖尿病 種 類 2型糖尿病
若年(10~18歳以下)※必ずしも年齢と関係ない発病年齢中高年者(40~60歳)
主にウイルス発病原因遺伝、乱れた生活習慣
急激に現れることが多い症状の現れ方ゆっくりと現れる
分泌欠如インスリンの分泌分泌が不十分、タイミングが悪い
薄い遺伝関係濃い
5%全体の比95%
   
   1型糖尿病は何らかの原因で膵臓のインスリンを作る細胞が破壊されてしまったため起こるもので、インスリンの分泌はゼロに近く、インスリンを注射によって補わなければなりません。 また2型糖尿病もインスリンの分泌が不十分な場合には、インスリンの注射が必要になる場合があります。
 

治療の3本柱 1)食事療法2)運動療法 3)薬物療法 の3つの柱

治療の3本柱 1)食事療法2)運動療法 3)薬物療法 の3つの柱
 
1) 食事療法・・・糖尿病の食事療法といっても特別なものではありません。
  年齢、性別、運動量などを考慮して1日のカロリーを決め、その範囲内のカロリーで、栄養上バランスのとれた食事をすることです。
 
2) 運動療法・・・運動はいつでもできる運動、どこでもできる運動、一人でもできる運動なら何でもかまいません。毎日少しずつすることが大切です。しかし、合併症のある方(高血圧症の人、心臓病の人など)は、運動が制限される場合がありますので主治医の先生に相談してから始めてください。お薬を飲んでいる方、インスリン注射をしている方は、低血糖に注意してください。
 
3) 薬物療法・・・食事療法と運動療法をある程度行っても血糖管理がうまくいかない時に、薬物療法が併用されます。皮下注射することによって不足しているインスリンを補うインスリン注射と、内服薬が あります。内服薬 には、血糖降下剤の他、ビグアナイ剤糖吸収抑制剤、インスリン抵抗性改善剤などがあります。
 
 
☆インスリンを使うようになったらおしまい、という誤解!!
   「インスリンは重症患者のもの」というイメージを持ってインスリンを使うことを拒否される方がいらっしゃいますが、インスリンで血糖値をある程度下げてから内服薬に移行する、という方法があります。インスリンが必要だと判断された際には、決してためらわないこと。これが大変重要なことです。 
 

低血糖症状

低血糖症状
 
   治療をしていく上で気を付けなければならないものに、低血糖症状があります。
 
 低血糖は、食事・運動・薬のバランスがくずれた時や体調が悪い時などに起こしやすいです。
 
 低血糖の症状には次のようなものがあります。
 
 
☆低血糖がおきたら・・・
   ブドウ糖や砂糖、糖分の入ったジュースを飲みましょう。
(だだし、低カロリーの砂糖や飴玉、ジュースは、避けましょう。)症状が治まらなければ病院へ!!
   
   ※糖吸収抑制剤を飲んでいる場合は、砂糖や飴玉に含まれる糖分ではなかなか吸収されないため、必ずブドウ糖を飲んで下さい。(ブドウ糖は薬局でお渡ししています。)
 

最後に・・・

最後に・・・
 
   もしも糖尿病以外の病気(熱が出たり、お腹をこわしたりなど)にかかったら、できるだけ早く医師の指示を受けることが大切です。
 
 自分の判断だけで薬を中止してはいけません。血糖のコントロールが乱れる原因になります。
例えば、風邪をひいた時などは、インスリンの効きが悪くなり血糖が上がることがありますので「病気をして食欲が無いから」と自分の判断だけで薬を中止することはよくありません。
 
 『糖尿病』は、それ自体は怖い病気ではありません。糖尿病になっても治療をきちんと行い、しっかり血糖をコントロールできていれば、健康な人と変わらず生活することができます。
 
 糖尿病は自覚症状がなくともどんどん進行しています。そのため糖尿病は「検査の病気」と呼ばれるほど、発見には検査が重要です。血糖に異常ありといわれたら、症状がなくともすぐに治療を開始して定期的に検査を受けるようにしてください。症状がないうちに治療を始める、「先手必勝」が糖尿病のキーワードです。
 
 
<参考文献>
  • NHK「今日の健康」2001.11、
  • 毎日ライフ2001.9
  • 糖尿病をやっつけろ!(武田製薬工業)
  • 糖尿病とともに(三和化学研究所)
  • 糖尿病・糖尿病と日常生活(山之内製薬)
  • 服薬指導マニュアル、日本医師会HP
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