酒は、質の悪い睡眠をもたらし、習慣で量も増え、体に負担を与えます。また、夜中に目覚めてしまう原因にもなります。カフェインの覚醒作用(眠気覚まし)は、摂取後30~40分後から現れ、約4~5時間持続します。寝る前4時間のカフェインは控えましょう。 たばこのニコチンは、一時のリラックス作用はありますが、その後やってくる覚醒作用が長時間残ります。
⑦激しいいびき、睡眠中の数十秒の無呼吸、足のぴくつき・むずむず感は要注意。背景になんらかの病気が疑われます。
専門医(精神・神経科で診断、内科・脳神経外科で治療など)にかかりましょう。
それでも眠れないときは、睡眠薬のちからを借ります。
現在、不眠症の治療に使われている薬は、ほとんどが〈ベンゾジアゼピン関連物質〉という薬です。
ベンゾジアゼピン関連物質は、効果が現れるのにかかる時間、効果の続く時間で分類され、超短・短時間作用型、中間作用型、長時間作用型という、大きな3つの種類に分かれていす。
この他にも、それぞれ特徴があって、医師は、不眠症のタイプ、肝臓や腎臓の状態や、筋力の衰え具合なども考慮して、患者さん一人一人に最適な睡眠薬をきめこまかく処方します。