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株式会社 東京医療問題研究所
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TEL.03-3389-6911
FAX.03-3389-5696
保険調剤、在宅訪問、一般薬品・衛生材料・介護用品等の販売
 

睡眠薬の使い方

   
東京医療問題研究所 2003年3月作成
   
   睡眠薬を使うと、「やめられなくなる」、「ぼける」長く使うと「効かなくなる」という質問があります。適切な使用では、このようなことはないと考えられています。
 
依存性(やめられない)や、耐性(効かなくなる)は、お酒の方が問題となることが多いくらいです。
睡眠薬は、正しく使えば、決して、危険な薬剤ではありません。
 

睡眠薬を飲む前に

睡眠薬を飲む前に
 
①睡眠時間は人それぞれ。
   長い人や短い人がいて、季節によっても変化し、また、年をとると必要な睡眠時間も少なくなります。
 
 
②睡眠と光 
   朝起きたらすぐに太陽の光を浴びましょう。体内時計は25時間周期。
 人の体には、夜眠くなり、朝目覚めるというような活動サイクルがプログラムされていて、その周期が約25時間です。人は、24時間周期とのずれを食事や運動などの刺激(同調因子)で修正しています。最も強力な刺激は光です。太陽を浴びてから、約15~16時間後に、眠気が出現します。
   
③昼寝は午後3時前の20~30分。
   これ以上は、その夜の睡眠にひびきます。
 
 
④眠くなってから床に就く。就寝時刻にこだわらない。 
   眠りが浅いと感じたら、むしろ遅寝、早起きしましょう。
 
 
⑤起床時刻が大切。
   x毎日同じ時刻に起きましょう。その夜の寝つきは、朝の起床時刻に影響されます。
 
 
⑥寝酒、カフェイン(茶など)、寝たばこは避ける。 
   酒は、質の悪い睡眠をもたらし、習慣で量も増え、体に負担を与えます。また、夜中に目覚めてしまう原因にもなります。カフェインの覚醒作用(眠気覚まし)は、摂取後30~40分後から現れ、約4~5時間持続します。寝る前4時間のカフェインは控えましょう。 たばこのニコチンは、一時のリラックス作用はありますが、その後やってくる覚醒作用が長時間残ります。
 
  
⑦激しいいびき、睡眠中の数十秒の無呼吸、足のぴくつき・むずむず感は要注意。背景になんらかの病気が疑われます。 
   専門医(精神・神経科で診断、内科・脳神経外科で治療など)にかかりましょう。
それでも眠れないときは、睡眠薬のちからを借ります。             
 
 現在、不眠症の治療に使われている薬は、ほとんどが〈ベンゾジアゼピン関連物質〉という薬です。
ベンゾジアゼピン関連物質は、効果が現れるのにかかる時間、効果の続く時間で分類され、超短・短時間作用型、中間作用型、長時間作用型という、大きな3つの種類に分かれていす。
 
 この他にも、それぞれ特徴があって、医師は、不眠症のタイプ、肝臓や腎臓の状態や、筋力の衰え具合なども考慮して、患者さん一人一人に最適な睡眠薬をきめこまかく処方します。
 
 
☆ 自分の不眠症の状態を、医師とよく話合いましょう。
   また、服用後の睡眠状態についても、医師や薬剤師に相談してください。
 

服用する時の注意

服用する時の注意
 
   睡眠薬は、少量から始めて、2~3週間かけて不眠を改善するのが適切といわれています。
年をとると若いときと同じような熟眠はできなくなるので、100%の効果は望まないようにしましょう。
 
 
☆ 睡眠薬の副作用には、次のような症状がみられることがあります。
  • 持ち越し効果・・・・・・・・・・・・・朝、頭がぼんやりしたり、運動能力が低下する。
  • 筋脱力感・・・・・・・・・・・・・・・・ふらついたり転倒の原因となります。お年寄りにはこの作用が弱い薬が選ばれます。
  • 記憶障害・・・・・・・・・・・・・・・・特にアルコール併用時に起こりやすく、薬を服用してから寝付くまでの出来事、睡眠中に 起こされたときのこと、翌朝の出来事などを忘れてしまうことがあります。また、現実か夢かわからないような夢を見 たりします。
  • 反跳性不眠・退薬症候 ・・・・服用を急に中止したとき、以前より強い不眠症が現れることがあります。中止するときは少しずつ減量するなどします。
 
○ 睡眠薬を服用したら、床に就きましょう。
○ 夜中に起きなければいけないとわかっているときは、睡眠薬の服用はやめましょう。
○ 継続して服用している睡眠薬を、自己判断で中止するのはやめましょう。
 
 
☆ 睡眠薬は、次のような薬剤との併用に注意してください。
   基本的に、服用すると眠くなるような薬剤(抗ヒスタミン剤の入った風邪薬)、精神安定剤など、中枢神経に作用する薬剤と併用すると、作用が強まります。
特に酒は、有害な作用を起こしやすいので、併用厳禁です。
 
 また、抗ウイルス薬(帯状疱疹の薬など)や、胃酸の分泌を抑える薬剤、血管拡張剤、抗真菌薬(水虫の薬など)は、睡眠薬の代謝を抑えて、働きを強めてしまうことがあります。
 
 また、薬ではありませんが、グレープフルーツジュースも、同様にして、働きを強めます。逆に、効果を弱める薬剤に、制酸剤(酸化マグネシウム、シューアルミン、ディクアノンSなど)があります。これらの薬剤は、睡眠薬が消化管で吸収されるのを抑えてしまいます。
 
○ 睡眠薬を処方してもらうときは、自分が服用、使用している薬剤を、医師に伝えましょう。
○ お薬手帳などで、医師または薬剤師に、薬の確認をしてもらいましょう。
   
そのほか、腎臓や肝臓の機能が落ちている人は、睡眠薬の作用、副作用が強くでることがあるので、必ず医師に伝えましょう。
緑内障の人・前立腺肥大のある人は、睡眠薬で、緑内障の症状が悪化したり、尿の出が悪くなったりすることがあるので、必ず医師に伝えましょう。
妊婦、授乳婦の方は、睡眠薬の服用は控えましょう。
 

睡眠薬のやめ方

睡眠薬のやめ方
 
   不眠症が改善されていないのに、自己判断で勝手に睡眠薬を中断すると、それまで以上に眠れなくなってしまうことがあります。
 
 睡眠薬を、適正な用量でも、長期間使用すると、服用を突然中止したときに、反跳性不眠や退薬症候をおこし、(服用するときの注意・参照)服用を再開しなければいけなくなるという状態があります。睡眠薬を適切に使い、眠れる自信がついたら、少しずつ減らしていくようにします。必ず医師・薬剤師と相談した上ではじめましょう。
 
 
☆ 睡眠薬の量を徐々に減らす方法 
   (主に、超短・短時間作用型の睡眠薬を服用の場合)
 
 例: 1錠⇒3/4錠⇒1/2錠、というように1/4錠づつ1週間以上かけて徐々に減量する。
 
 
☆ 睡眠薬を休む期間を延ばしていく方法 
  (主に、中間・長時間作用型の睡眠薬を服用の場合) 
 
 他に、睡眠薬の量を減らしつつ、休薬期間を延ばす方法、超短・短時間作用型から中間・長時間作用型に切り替えて、上記のような方法で中止していくことなどもあります。
 
 
無理に中止することはせず、必要最低限の量で継続する場合もあります。
参考資料
 
  • 薬局(2002.5)
  • NHK今日の健康
  • 日経メディカル(2002.7)
 
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