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株式会社 東京医療問題研究所
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保険調剤、在宅訪問、一般薬品・衛生材料・介護用品等の販売
 

健康食品とは

   
東京医療問題研究所 2003年9月作成
 

健康食品と薬との飲み合わせ

健康食品と薬との飲み合わせ
 
◇はじめに
   平均寿命がのびる一方で、心臓病、糖尿病、高血圧や骨粗鬆症など、栄養の偏りが一因となる「生活習慣病」が増加しています。体に必要な栄養素は、バランスのよい食事によって食物から摂ることが望ましいのですが、いろいろな栄養素を過不足なく摂ることは実際のところなかなか困難です。
 
 そこで、不足しがちな栄養素を効率よく補う健康食品が注目されていますが、ダイエット食品などの健康食品をめぐる健康被害が続出しています。また、医薬品の作用に影響を与える例も報告されています。
今回は「健康食品」について、その選び方のポイント、薬との飲み合わせについてお話したいと思います。
 
 
◇健康食品とは・・・
   一般的には「健康維持などを期待して使用する食品」の総称として使われていますが、実は法的な定義はありません。そこで、厚生労働省は消費者が安心して食品の選択ができるように、2001年4月から「保健機能食品制度」を作りました。
 
 「保健機能食品」は、国の審査や許可が必要な「特定保健用食品」と、規格基準に合えば届出や許可の必要がない「栄養機能食品」に分かれます。
 
 そのほかには、医薬品(ビタミン類、ミネラル類、ローヤルゼリーなど医薬部外品を含む)、一般食品(いわゆる健康食品を含む)があります。いわゆる健康食品と称して販売されている食品は、販売業者等が独自の判断で、「健康食品」等と称して販売しているものです。
   
医薬品 食   品
保健機能食品 一般食品
特定保健用食品 栄養機能食品 (いわゆる健康食品を含む)
   
◇特定保健用食品とは・・・
   厚生労働省の審査により、食品の成分に健康の維持増進に役立つ作用があると認められ、「便通を良好にする食品です」「血圧を正常に保つことを助ける食品です」など効果(許可表示内容)の表示をすることの出来る食品です。「トクホマーク」が目印です(右図)。
   
以前は、食品形態のものだけでしたが、錠剤、カプセルなども認められるようになりました。
 
 
 
◇栄養機能食品とは・・・
   身体の健全な成長、発達、健康の維持に必要な栄養成分(ミネラル、ビタミン等)の補給・補完を目的とした食品です。ビタミン12種類と鉄、カルシウムが国の規格基準に合えば栄養機能食品と表示して販売でき、届出や許可申請は必要ありません。「カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です」「鉄は赤血球を作るのに必要な栄養素です」などの効果表示があります。
 
 栄養機能食品は、あくまで国が定めた栄養成分の規格基準に1つでも適合していれば表示できるため、その商品そのものが基準に合っているとは限らないので注意が必要です。
 
 
◇選び方・使用のポイント
   ちまたに氾濫している健康食品の中には、成分の量が不均一であったり効果が現れるのに充分な量が含まれていない粗悪品や、その効果が実証されていないものもあり、輸入品などによる健康被害が多く報告されています。その中から安全な商品を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。
 
 まず目安になるのが認定マークです。前述の「トクホマーク」の他、(財)日本健康・栄養食品協会が認定している「JHFAマーク」などがあります(右図)。成分の含有・安全性、製造工程、表示などについて自主基準を設定し、その基準にパスした商品に表示を許可しています。
   
   マークが設けられていない規格基準外の種類について不安な場合は、メーカーの消費者相談室に問い合わせたり、資料を請求したりして確認することをおすすめします。また、使用する場合は日常の体調変化に気をつけ、異状を感じたら中止しましょう。
 
 使用するときには、1日の目安量などを必ず守るようにして下さい。健康食品はあくまでも食品であり薬ではないので、「○○に効く」「△△が治る」といった宣伝はできません。多量に摂取することによって病気が治るわけではありませんし、摂り過ぎにより害があることもあります。
 
 
◇ 薬との飲み合わせ
   薬の中には健康食品との飲み合わせによって、効果が強くなったり弱くなったりするものがあります。
例えば、うつ病を緩和する効果があるといわれているセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)というハーブは、
 
 下表にある医薬品と併用するとこれらの医薬品の効果を弱くすることが報告されています。これらの薬を服用している場合は、セントジョーンズワートを摂らないようにして下さい。また、すでにこれらを併用している場合は、セントジョーンズワートをやめることによって症状に異変が現れるおそれがあるので、医師や薬剤師に相談しましょう。
 
セントジョーンズワートと薬との飲み合わせ
   
成 分 名 商 品 名 薬 効
ワルファリンカリウム ワーファリン 血液を固まりにくくする薬
ジゴキシン ジゴキシン、ジゴシン散、ハーフジゴキシン 心臓の薬
テオフィリン テオスロー、テオドール、ユニコン 気管をひろげる薬
フェニトインアレビアチン抗てんかん薬
カルバマゼピンテグレトール抗てんかん薬
フェノバルビタールヒダントールD、ヒダントールF抗てんかん薬
   
                    * 他に免疫抑制薬、抗HIV薬などで該当する薬もあります
 
セントジョーンズワート以外でもイチョウ葉エキス、甘草含有食品など、併用により薬の効果に影響をおよぼしたり副作用が出やすくなるものがあるので、心配な方はご相談ください。
 
 
参考資料
 
  • 「専門医が教える健康食品・栄養成分早わかり」 幻冬社
  • 薬局Vol.52,No.2
  • (財)日本健康・栄養食品協会ホームページ
  • 東京都健康局医薬品安全部ホームページ
 
役立つホームページ
■食薬インフォベース(健康食品注意報・・・取り方にも注意)
■食薬インフォベース(健康食品注意報・・・健康食品消費者向けパンフレット)
■健康情報の読み解き方(内科医による健康食品、民間療法等の留意点について。)・・健康情報の読み方 
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