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株式会社 東京医療問題研究所
〒164-0001
東京都中野区中野5-47-10
TEL.03-3389-6911
FAX.03-3389-5696
保険調剤、在宅訪問、一般薬品・衛生材料・介護用品等の販売
 

気管支喘息について

   
東京医療問題研究所 2003年12月作成
 

気管支喘息とは?

気管支喘息とは?
 
気管支喘息は、気管支に慢性の炎症が起きる病気です。
炎症によって気管支の粘膜がはがれて、少しの刺激で気管支がけいれんを起こし、空気の通り道である気道が狭くなり、ヒューヒュー、ゼイゼイという呼吸になったり、咳やたんが増え、呼吸が苦しくなる発作を起こします。
 
気管支喘息は、しばらくの間治療すれば完全に治ってしまうという病気ではありません。慢性的に続く病気なので、発作がないときも十分に治療して、重症にならないように注意する必要があります。
 

原因

原因
 
気管支喘息の患者さんの気管支は、ほんのわずかな刺激でけいれんを起こしやすくなっています。
 
このように気道が過敏になっている原因は、気管支の慢性的な「炎症」です。
「炎症」で気管支の内面が、ざらざらに荒れて、気管支の粘膜がはがれてしまい、たんを増やして切れにくくし、呼吸が苦しくなります。
 
また、喫煙や大気汚染など有害な刺激、雑菌の繁殖、チリ、ダニなどの刺激によるアレルギー反応などが加わることで、気管支の「炎症」がさらに悪くなるという悪循環が起こり、ますます気道が過敏になっていきます。
 

治療

治療
 
薬剤 剤型 作用のしかた副作用
内服吸入注射
ステロイド薬 炎症を抑える消化性潰瘍(内服)、かすれ声(吸入)
抗アレルギー薬(オノンカプセルなど) × アレルギー反応を抑える眠気、消化器症状
β2刺激薬 自律神経に作用して気管支を広げる手指の振るえ、動悸、心臓がドキドキする
テオフィリン薬(テオスローなど)×気管支を広げる悪心、吐き気、心臓がドキドキする
抗コリン薬××気管支が縮むのを抑える頭痛
   
    ○→あり ×→なし
 

<吸入薬について>

<吸入薬について>
 
発作予防薬
気道の炎症を抑えて、発作を起こしにくくする薬です。
 
・吸入ステロイド薬(アルデシン、フルタイド、ベコタイドなど)
   気管支に直接作用し、炎症を取り除きます。体にほとんど吸収されないため、副作用も少なく、飲み薬の ステロイドよりも安全で、長期的に使えます。発作がない時でも、継続して使うことが大事です。
 
 
発作治療薬
   発作時に気管支を広げ、呼吸を楽にする薬です。
 
・β2刺激薬(メプチンエアー、サルタノールインヘラー、セレベントなど)
 急いで気管支を広げる効果があります。しかし、炎症を抑える効果はないので発作予防薬と併用しない  と、発作を繰返すことになります。副作用として心臓がドキドキすることがあり、それは酸素不足の時に起こ りやすくなります。
 
発作治療薬は『早めに』『発作が軽いうちに』『少なく』使うことが大事です。
  吸入を使っても発作が治まらない場合は、すぐに受診するようにしましょう。
 
 
その他
・抗コリン薬(アトロベントなど)
 持続的にゆっくり気管支を広げます。
 しかし、抗コリン剤は、緑内障や前立腺肥大を悪化させることがあるので、注意が必要です。
 
 

上手な吸入薬の使い方

上手な吸入薬の使い方
 
発作治療薬も発作予防薬もうまくタイミングを合わせて、気管支の奥のほうまで吸い込んで、気管支の粘膜に薬がしっかり届くようにすることが大事です。
 
 
☆スプレー式の場合(アルデシン、メプチンエアーなど)
1 吸入薬の缶を良く振り、落ち着いて、息を吸うタイミングに合わせて、薬を出す。
2 できるだけ奥までゆっくりと吸い込んで、5~10秒間息を止める。
3 ゆっくり息をはく。
4 吸入が終わったら、口をゆすいで余分な薬を洗い流す。
(口の中に残った薬は、気管支を広げる効果はなく、逆に雑菌を繁殖させるなどの副作用の原因となります)
 
   
スプレー式の吸入薬をより効果的に使うために
吸入補助器(スペーサー)の使用が勧められています。
スペーサーを使うと、
① 薬剤が口の中にそれほど残らないので、喉への刺激感やかすれ声と言った副作用を防止できます。
② 肺の中への吸入量が増えるため、薬の効果があがります。
   
★パウダー式の場合(フルタイドなど)
1 吸入するパウダーをそれぞれの吸入器の方式にしたがって、セットする。吸入器を傾けないように、注意する。
2 ゆっくり息をはいたところで、吸入器をくわえる。
3 できるだけ奥まで、勢いよく早くパウダーを吸い込んで、5~10秒間息を止める。
4 吸入が終わったら、口をゆすいで、余分な薬を洗い流す。 
   
自分の病状を把握するために…<ピークフローメーターによる管理>
ピークフローとは、呼吸機能を客観的に調べる方法です。
毎日、ピークフロー値を測定・記録し、自分の最大のピークフロー値を知ることで、患者さん自身が病気の状態や経過を理解し、治療効果を確認することができます。
この経過をもとに医師が薬の種類や量など治療の方針をたてることもあります。
   
吸入薬は正しく使わないと、効果が半減します。
看護師または薬剤師に吸入指導を受けましょう!
 
資料:
 
  • 長期喘息管理の手引き-ふつうの生活をおくるために・・・監修 国立国際医療センター 呼吸器科医長 緊急部長 工藤宏一郎、
  • 気管支喘息(臨床医の治療現場のために手引き)Q&A・・・ 済生会下関総合病院呼吸器内科 中島明雄、池田賢次
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