(1) | 私たちの体は、花粉という異物(アレルゲン)が侵入すると、まずそれを受け入れるかどうかを考えます。 |
(2)
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排除すると判断した場合、体はこれを排除するための物質を作るしくみを持っています。この物質を「IgE抗体」と呼びます。 |
(3) | 抗体ができた後、再び体内に花粉が入ると、鼻の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。 |
(4)
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その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミン・ロイコトリエンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に排出しようとします。
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肥満細胞:化学物質がいっぱいつまった顆粒で満たされている細胞。からだの肥満とは関係ありません。 |
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花粉症は、よくカゼと勘違いされますが、「目の症状がある」(特にかゆみ)、「水のような鼻水」、「天気に影響される」(雨の日は症状が軽くなるなど)、「くり返す」などの症状が花粉症の特徴です。 |
花粉の多い日
・天気:晴れまたはくもり
・最高気温が高い
・湿度が低い
・やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき
・前日が雨
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